会員制のロードサービスがあれば、自動車保険のロードサービスは要らない?

自動車保険に付帯される「ロードサービス」は、今ではほとんどの商品で当たり前のサービスになっています。

サービスを受けられるのは、自動車保険の契約をしているマイカーに限られますが、キー閉じ込み、ガス欠、バッテリーあがり、パンクタイヤ交換といったちょっとした応急処置、またはレッカーサービス(事故等による破損で自力走行できなくなったとき、修理工場等までけん引)について、24時間365日、無料サービスの範囲としている保険会社が多いようです。ただ無料サービスといっても、そのサービスを受けるためのコストはあらかじめ私たちの保険料に含まれていることは言うまでもありません。

会員制のロードサービスがあれば、自動車保険のロードサービスは要らない?

また、具体的なサービス内容は、細かい点が異なるので、個別にチェックが必要です。たとえば、レッカーによるけん引の距離を無制限としている場合がある一方、10キロまでを無料としている場合もあります。また、ガス欠時のガソリン代を無料とする場合と、有料とする場合があります。会員制ロードサービスは、入会金や、年会費を支払うことが必要ですから、一部限定的ではあるとはいえ、自動車保険の付帯サービスであっても、かなりの対応を受けられるといえそう。ちょっとしたトラブルへの対応なら、会員制ロードサービスの契約がなくてもさほど影響はなさそうですね。

また、会員制ロードサービスを維持するなら、ロードサービス(ロードアシスタンス)を着脱自由にしている保険会社を選べば、サービスが重複することもありません。

まずは、自分が受けたいサービスの内容や水準を、はっきりさせてみるのが近道ではないでしょうか。

ポイント!

会員制のロードサービスは、会員本人が運転する車両に対するサービスです。自動車保険に付帯されているロードサービスの内容は自分のクルマの使い方や行動範囲を踏まえ、会員制のロードサービスの内容を見ながらどのようなサービス水準を望むのか、はっきりさせてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

清水 香(しみず かおり)

1968年東京生まれ。CFP®認定者。1級FP技能士。

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