クルマ

エンジンがかからない!?その原因と対処法について

エンジンがかからない原因として多くの人が第一に考えるのは「故障」だと思います。しかし実際には、些細な操作ミスやその場で対処できるトラブルが原因となっているケースも多々あります。そのトラブル例を知っておけば、いざエンジンがかからない状態になっても慌てずに対処できるようになるはずです。

ここでは、よくありがちなエンジン始動トラブルの原因と対処法をまとめてみます。

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エンジンがかからない時の代表的な原因と対処法


エンジンが始動できない時は、まずは落ち着いてエンジンの始動手順や車の状態を確認しましょう。特に以下の8点をぜひチェックしてみてください。


シフトがP(パーキング)に入っていない

シフトポジションを確認し、Pレンジ(パーキング)もしくはNレンジ(ニュートラル)に入っているかどうかを確かめましょう。AT(オートマチック)車は、エンジン始動時の誤発進を防ぐため、駆動力が伝達されないPレンジもしくはNレンジにシフトレバーが入っていなければエンジンが始動できないようになっています。


ブレーキペダルを踏んでいない

エンジン始動時にブレーキをしっかり踏んでいるかを確認しましょう。AT車は、シフトポジションと同じく誤発進を防ぐために、ブレーキペダルを踏んでいないとエンジンが始動できません。またMT(マニュアル)車のなかには、クラッチペダルを踏み込まなければエンジンが始動できない車がありますが、いずれのケースもペダルの踏み込みが浅いことでエンジンがかからない可能性が考えられます。エンジン始動時にはブレーキペダルやクラッチペダルをしっかりと奥まで踏み込む癖をつけましょう。


ハンドルロックがかかっている

ハンドルロックがかかった状態でもエンジンは始動できないようになっています。ハンドルロックとは盗難を防ぐための装置であり、始動キーがない状態でハンドルを動かそうとすると、ハンドルが固定され操作ができなくなる機能です。

ハンドルロックを解除するには、キーシリンダー車・プッシュスタート車ともに、ハンドルを左右どちらかに軽く操作しながらエンジンを始動します。気づかぬうちに自分でハンドルを操作してロックしてしまうことがありますが、解除方法を知っていれば問題はありません。ただしキーシリンダー車は、無理にキーを回すことによってキーが折れてしまう可能性がありますので、力の入れすぎに注意しましょう。


ガソリンがなくなっている

ガソリンや軽油などの燃料が空になっていれば、当然エンジンはかかりません。その場合は燃料を補給すればエンジンは始動します。ガス欠をおこさないためには、早めの給油を心がけること、また自分の車がどれくらいの燃費性能であるかを把握しておくことが大切です。

ただし古いディーゼルエンジンの場合は、燃料が空になり空気が入ることでエンジンが始動できなくなる場合があります。その場合はプライミングポンプを操作して燃料ホース内の空気を抜く必要があります。プライミングポンプの位置や操作方法は車によって異なるため、取扱説明書を確認しておきましょう。なお、燃料切れ対策がされた比較的新しいディーゼルエンジンでは、軽油を補給するだけで始動できる場合があります。


電子キーの電池が切れている

スマートキーやインテリジェントキーなどの電池が切れたことによるエンジン始動トラブルは、電子キーが普及した近年になって多発しています。電池が切れた状態でも多くの車は、電子キーをエンジンスタートスイッチに触れるくらいの距離まで近づけることで電子キーが認識されますので、その状態でスイッチを押せばエンジンが始動できます。電子キーの電池の寿命は1〜2年とされていますが、磁気を発する家電製品などの近くに置くと消耗が激しくなります。1年を過ぎたら電池交換をしておくと安心です。

なお、電池切れの状態でのエンジン始動方法は車種やメーカーによって異なるため、事前に取扱説明書を確認しておきましょう。


バッテリーが上がっている

バッテリーに蓄えられた電気が不足し、エンジンを始動するためのセルモーターを十分に駆動できない状態を「バッテリー上がり」といいます。

バッテリー上がりを起こした場合は、救援車からブースターケーブルをつなぐか、エンジンが始動できる電力を蓄えたジャンプスターターがなければ、エンジンの始動はできません。バッテリー上がりの原因には、長期間の放置による自然放電や、ヘッドライト・ルームランプなど電装品の消し忘れが挙げられます。車を離れる際は電装品が動作していないかチェックする癖をつけましょう。


バッテリーが寿命を迎えている

寿命を迎えたバッテリーは十分な電力を蓄えておくことができないため、セルモーターを駆動できず、突如としてエンジンが始動できなくなる場合があります。その状態では、たとえエンジンが再始動したとしても再びバッテリーが上がってしまうため、速やかに新しいバッテリーへ交換しましょう。

自動車用として一般的な鉛蓄電式バッテリーの寿命は2〜4年ですが、車の使い方によっても寿命は大きく変動するため、大事をとって3年を超えたら交換するようにしましょう。


なんらかの部品が故障している

車は多くの部品が連携して動いており、一つの部品が故障を起こすだけでもエンジンが始動できなくなる場合があります。

しかし、部品故障によるエンジン始動トラブルをその場で解決するのは難しいため、原因究明と修理はプロの整備士に任せましょう。部品の故障が疑われる場合にできることは、始動操作ミスがないかを再度確認すること、周囲の安全を確保すること、応援を呼ぶことの3点です。可能であれば、より安全な場所へと車を移動させて応援を待ちましょう。

部品故障によるエンジン始動トラブルを回避するためには、日頃から車のメンテナンスを怠らず、故障が起こりにくい状態を保つことが大切です。また、いざ故障した場合にすぐに応援が呼べるよう、ロードサービスの連絡先を確認しておくことで慌てずに対処できます。


原因がわからないときはロードサービスに頼る


エンジンを始動できない原因が、操作ミスやその場で対処できるトラブルでない場合は、無理をせずJAFやご加入中の任意保険に付帯するロードサービスを利用しましょう。バッテリー上がりやガス欠のトラブルならその場で解決できる場合が多いですし、もし重度のトラブルの場合であっても、車をレッカー搬送して整備工場まで運んでくれます。

また最近は、レッカーによる移送の際にかかる乗員の宿泊費用や移動費用を補償してくれる保険など、不意のトラブルでも安心の補償がついた保険商品も数多くありますので、新規加入や見直しの際にぜひチェックしてみてください。


メンテナンスを普段から心がけることが大切

トラブルを避けるためには、エンジンオイルの交換やバッテリー電圧のチェックなどのメンテナンスを定期的に実施しましょう。特にエンジンルームは整備工場などで定期的にチェックをしておきたいところです。車によっては、たった1本のホースが外れているだけでもエンジンが始動できない場合があります。
また、セルモーターの音やアクセルを踏み込んだ際の加速感などをある程度覚えておけば、調子が悪くなったときにいち早く異常を察知できます。早期にトラブルを発見することで、エンジン始動トラブルが起こるのを未然に回避できるようにしておきましょう。


監修者(株式会社 日本交通事故鑑識研究所)コメント


エンジンがからなくなった時にまず必要なのは、「知識」よりも「落ち着くこと」です。パニックになることなく、エンジンの始動手順や車の状態を落ち着いて確認しましょう。ここで挙げているようなトラブル例と対処法を知っておけば、自分で解決できるのか、またロードサービスを呼ぶ必要があるのか、最善の解決方法をきっと導き出せるはずです。

車も機械である以上、不意なエンジン始動トラブルはいつ起きても不思議ではありません。ですので、頼りになるロードサービスへ加入しておくことを強くおすすめします。また、すでにロードサービスに加入している方は、レッカー移送できる距離など具体的な補償内容をこの機会にもう一度確認しておきましょう。

監修:株式会社日本交通事故鑑識研究所

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