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バイクの二人乗りの条件とは?知っておくべき同乗者(子供)の年齢条件や高速道路での走行について

バイクで二人乗りをするためには、運転者にはもちろん、同乗者にも推奨される条件があります。中には法律に絡むものもあるため、二人乗りをする前にしっかりと確認しておく必要があります。

ここでは、バイクで二人乗りをするうえでの必須条件や注意点について具体的に解説します。

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1 バイクの二人乗りの条件とは

バイクの二人乗りには、一人で乗る時よりも高い運転技術と、二人分の重量を支えるのに十分なバイクの強度、ブレーキ性能などが求められます。そのため、下記のように明確な条件が定められています。


1.1 二輪免許を取得してから1年が経過している


二人乗りのバイクを運転できるのは、小型限定を含む普通二輪免許もしくは大型二輪免許を取得してから1年経過、または通算で1年以上経過している運転手のみです。免許取得から1年以内にもかかわらず二人乗りをして検挙された場合は、運転者に対して大型自動二輪車等乗車方法違反が適用され、反則点数2点、反則金12,000円の罰則に加え、10万円以下の罰金が課せられます。


1.2 排気量が50cc超で乗車定員2名のバイクであること


二人乗りができるバイクは、51cc以上かつ乗車定員2名と定められている車種のみです。バイクのなかには排気量の条件を満たしていても乗車定員1名と定められているバイクもありますので確認しておきましょう。

乗車定員2名と定められたバイク以外で二人乗りをして検挙された場合は、運転者に対して定員外乗車違反が適用され、反則点数1点、反則金6,000円の罰則が課せられます。


2 高速道路で二人乗りをするための条件とは

2005年4月1日から高速道路におけるバイクの二人乗りが条件付きで解禁されました。ただし、高速走行が必要になる高速道路で二人乗りをするためには、一般道よりも厳しい条件が求められます。


2.1 運転者の年齢が20歳以上


高速道路で二人乗りをするには、運転者の年齢が20歳以上である必要があります。ただし、同乗者に年齢制限はありません。違反した場合は運転者に対して大型自動二輪車等乗車方法違反が適用され、反則点数2点、反則金12,000円の罰則に加え、10万円以下の罰金が課せられます。


2.2 二輪免許を取得してから3年が経過している


高速道路の二人乗りは、普通二輪免許もしくは大型二輪免許を取得してから通算3年以上経過していることが条件です。違反した場合は年齢制限違反と同じ大型自動二輪車等乗車方法違反が適用されます。


2.3 排気量が125cc超で乗車定員2名のバイクであること


高速道路を走行できるバイクは排気量が125cc超(126cc以上)と定められています。もちろん乗車定員が2名と定められたバイクに限られます。125cc以下のバイクで高速道路に進入した場合は通行禁止違反が適用され反則点数2点、反則金6,000円の罰則が課せられます。


3 一部の高速道路ではバイクの二人乗りが禁止されている


首都高速道路の一部にはバイクの二人乗りが禁止されている区間があります。二人乗り禁止区間には、『大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止標識』が掲示されており、あらゆる自動二輪の二人乗り通行が禁止されています。ただし、側車付き自動二輪車(サイドカー)は通行可能です。


4 原付で二人乗りはできる?

50cc以下の原付一種の乗車定員は1名と定められているため、免許や車種を問わず二人乗りはできません。ただし、51cc以上125cc以下の原付二種は、乗車定員2名に定められているバイクに限り一般道を二人乗りすることができます。

原付一種および乗車定員2名と定められたバイク以外で二人乗りをして検挙された場合は、運転者に対して定員外乗車違反が適用され、反則点数1点、反則金6,000円の罰則が課せられます。


5 同乗者(子供)の条件はある?


道路交通法では、バイクの同乗者に具体的な条件は定められていません。しかし、保安基準では二人乗り可能なバイクの条件として「握り手および足かけ(タンデムベルトやタンデムグリップおよびタンデムステップ)を有するもの」と記載があるため、同乗者にはこれらの装備を適切に使える年齢や体格条件が求められます。乳幼児や幼児ではタンデムステップの使用ができないと思われるため同乗することはできません。

なお、二人乗りは指定された位置以外への乗車が禁止されているため、子どもをおんぶすることや、運転席の前に座らせての二人乗りは厳禁です。


6 バイクの二人乗りをするときの注意点


ここまで解説した条件以外にも、装備品や心構え、保険など、二人乗りを楽しむ上で準備しなければいけないこと、気をつけるべきことはまだあります。具体的に見ていきましょう。


6.1 同乗者も必ずヘルメットを着用する


二人乗りの際は同乗者もヘルメットの装着が義務付けられています。ヘルメットには、様々な形状のものがありますが、より安全なフルフェイスタイプのヘルメットか、それに相当する安全性を備えるヘルメットを装着しましょう。顔の多くの部分が露出するハーフヘルメットやサイズが合っていないヘルメットは安全とは言えません。また、ヘルメットを装着する際はあご紐をしっかりと締めて正しく装着することも大切です。


6.2 肌の露出が少ない服装を選ぶ


同乗者は、運転者と同じく長袖・長ズボン・グローブ・くるぶしが隠れるブーツなどを装着し、なるべく肌を露出しないように心がけましょう。転倒時に直接肌が地面に触れないようにガードすることはもちろん、防寒対策としても有効です。動きやすく走行風で煽られない服装であればなお適しています。肘や膝、胸部を守るプロテクターなども装着できれば理想的です。


6.3 悪天候の日は運転を避ける


悪天候での二人乗りはできる限り避けましょう。雨で濡れた路面はタイヤがスリップしやすくなり、強い横風ではバランスを崩す恐れがあります。二人乗りになるとそれらの影響をさらに受けやすくなるため、事故の危険性が増します。

また、雨の日は握り手や足かけも濡れて滑りやすくなっており、運転者・同乗者ともに疲労しやすい状態です。雨具で着ぶくれして乗車姿勢が崩れやすいことも疲れにつながります。出先で悪天候に見舞われた時には慎重な運転とこまめな休憩をとることを心がけましょう。できるなら天候が落ち着くまで雨宿りするのがベストです。


6.4 加入しているバイク保険の補償内容を事前に確認しておく


バイクの二人乗りは事故のリスクを引き上げる上、事故を起こすと重篤な状態に陥りやすい傾向にあります。二人乗りをするなら、万が一の備えとしてバイク保険の内容も確認しておきましょう。

バイク保険では、同乗者が他人である場合は対人賠償保険の対象となりますが、身内の場合は自賠責保険の対象とはなるものの対人賠償保険の対象とはならず、人身傷害保険や搭乗者障害保険に加入していなければ補償が受けられません。同乗者を乗せる場合は、不測の事故の際に手厚い補償を受けられる人身傷害保険や搭乗者傷害保険に加入するようにしましょう。

すでに自動車保険に加入している場合には、バイク保険の代わりに自動車保険のバイク特約を利用することも可能です。
バイク保険への加入より安価な保険料ながら、ご契約自動車の人身傷害保険の保険金額を限度として、手厚い補償が受けられます。

ファミリーバイク特約の補償内容はこちら(おとなの自動車保険)
https://www.ins-saison.co.jp/otona/compensate/other/family_bike.html


7 監修者(株式会社 日本交通事故鑑識研究所)コメント

法律上の条件を満たせば二人乗りをすることはできますが、それでも絶対に安全だとは言えません。より安全な二人乗りをするには、運転者は同乗者に配慮して急な操作をせず、同乗者も運転車に配慮して運転を妨げない乗車姿勢を取るといったことが大切です。

また、走行中は会話が困難なため、乗り降りの際などに同乗者から積極的な声掛けをすることで転倒のリスクを低減することもできます。たとえば、事前にトイレや休憩をする場所などを伝える合図を決めておけば、インカムなどの無線通信器にトラブルが発生しても安心です。

密接なコミュニケーションをとることも、ここで紹介されている事柄と並び、安全な二人乗りの秘訣と言えるのです。

監修:株式会社日本交通事故鑑識研究所

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https://www.ins-saison.co.jp/otona/


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