ドライブ

海と空、周辺観光を満喫。石川県鳳珠郡能登町「九十九湾園地キャンプ場」にインタビュー

更新

2023/01/25

公開

2023/01/25

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石川県鳳珠郡能登町にある「九十九湾園地キャンプ場」。九十九湾の内海に面しているため、穏やかな波と風が心地よく、晴れた日には水平線の向こう側に立山連峰や北アルプス連峰を望めます。

キャンプ場内ではSUP(サップ)、シュノーケリングなどさまざまなアクティビティが楽しめるほか、周辺には能登半島一周の旅を楽しめるようなスポットも充実しているため、観光拠点にも最適です。

今回は九十九湾園地キャンプ場を運営する株式会社ハイマウントアソシエの安養壤(あんよう・じょう)さんにその魅力を伺いました。

目次

    1.海と空を満喫できるキャンプサイト

    ― よろしくお願いします。まずは九十九湾園地キャンプ場の特徴を教えてください。

    まず地理的な魅力としては、九十九湾の内海に面しているため、キャンプサイトの目の前に海が広がっています。

    海沿いのキャンプ場というと視界が完全に開けたような場所が多いのですが、九十九湾園地キャンプ場はキャンプサイトの両脇が入江のようになっているので、プライベート感を楽しめるのが特徴です。

    海に面した「いそっこテラス」はSUP(サップ)やボート、シーカヤック、シュノーケリングなどさまざまな海遊びの拠点として利用される方が多いですね。キャンプサイトの裏手では釣りも楽しめます。

    もうひとつの「そらうみテラス」は松林に囲まれているため、キャンパーにとって悩みの種である風が穏やかです。また名前のとおり空がきれいに見えるので、あえて街灯は設置せず、夜は星空を楽しんでいただけるようにしています。

    2.キャンプ歴・国籍問わずさまざまな人に開かれたキャンプ場

    ― どのようなお客さまがいらっしゃいますか?

    常連の方もいらっしゃいますが、2022年の春に私が運営を始めさせていただいてからは、InstagramやTwitter、TikTokなどで発信をしているので、そうした情報を見ていらっしゃるキャンプ初心者の方も多くなりました。

    私自身もキャンプが好きで幼いころからキャンプや登山などをしてきたので、テントを張るときなど、初めての方のお手伝いをさせていただくのはとても楽しいです。

    初めての方に興味を持っていただける理由の一つには、「手ぶらキャンプ」サービスもあるかと思います。これはテントの設営や道具の準備をすべてキャンプ場側で行い、お客さまはご自身のアウトドアウェアと洗面道具さえ持ってきていただければ、本格的なキャンプを楽しめるというものです。

    ― 何を用意したら良いかわからないキャンプ初心者にとってはうれしいですね。

    そうですね。それにキャンプ用品メーカーはたくさんあるものの、家族分そろえようとすると20~30万円は必要です。まずは手ぶらキャンプで手軽に体験してみるというのは、良いきっかけになるのではないかと思います。

    ― ホームページには英語の案内もありますが、海外からのお客さまもいらっしゃいますか?

    増えていくのはこれからだと思いますが、海外の方からの口コミもあって利用されています。英語で書かれたGoogleレビューにも私から英語で返信しています。もともと私はホテルを営む家で育ったということもあり、観光客の方や海外からのお客さまへの接客経験も生かして管理人を務めています。

    3.能登半島をぐるりと一周するドライブ拠点にもおすすめ

    ― 周辺のおすすめスポットを教えてください。

    九十九湾園地には、遊覧船乗り場や海について学べる「のと海洋ふれあいセンター」という施設があります。

    ドライブで立ち寄れるおすすめスポットとしては、当キャンプ場から車で2分ほどの「イカの駅つくモール」という施設もユニークです。小木港名産のイカに特化した売店やご当地メニューレストランなどがあり、建物の外にある巨大なイカのモニュメントで記念撮影をする方がたくさんいらっしゃいます。

    能登半島を一周するドライブ旅行もおすすめです。例えば金沢観光をして、千里浜という、砂粒が細かくて車で走れることで有名な「千里浜」からぐるりと回って輪島に向かい、そこから九十九湾方面に向かうと夕方頃には当キャンプ場に到着できるはずです。翌日に「のとじま水族館」や富山県の氷見まで行くと、能登半島を一周することになります。

    4.自然に身を置くこと自体が価値。キャンプの面白さを広めたい

    ― 今後のご計画などはありますか?

    実は長野県白馬村にもう一つ「倉下の湯キャンプ場」というキャンプ場を運営していまして、そちらは手ぶらキャンプ専門となっています。ありがたいことに週末や連休はほぼ満員なのですが、九十九湾のほうはまだ手ぶらキャンプ利用がそこまで多くないため、これからこの遊び方を広めていきたいですね。

    キャンプは「道具をそろえないとできないもの」と思われる方が多いかもしれませんが、スキーやスノーボードのように道具のレンタルができます。しかも当キャンプ場ではキャンパー目線をもってきちんとした道具を豊富にそろえていますので、初めてでも本格的なキャンプを体験いただけます。

    また、キャンプ経験者にも手ぶらキャンプはおすすめです。雨が降った場合、テントを晴れた日に組み立てなおして干さなければいけませんが、そうした面倒な後片付けが必要ありません。「キャンプの魅力は知っているけれど面倒臭くて」「道具が壊れてしまったが買い替えるかどうか迷う」という方にも、手ぶらキャンプをご利用いただいています。

    また、キャンプに縁がないと感じている方にも興味をもっていただけるような異業種とのコラボ企画も検討中です。

    ― ドライブを楽しむ読者の方へメッセージをお願いします。

    ホテルや旅館に泊まるドライブも楽しいですが、キャンプをベースに観光やドライブを楽しむのも新たな発見になると思いますので、宿泊場所の選択肢に入れていただけるとうれしいです。

    キャンプ場では夜暗くなったら早めに眠りますし、朝日に自然と体が反応して、皆さん朝5時くらいから起きて活動し、朝日を眺めながらコーヒーを飲んだりされています。「自然に身を置く」ということ自体が価値なので、その魅力を味わいに来ていただけたらうれしいです。

    ― 本日はご紹介ありがとうございました。

    九十九湾園地キャンプ場
    石川県鳳珠郡能登町にあるキャンプ場。のと里山空港ICから車で40分の場所にあり、スーパーマーケットや日帰り温泉も車で10分と便利。透明度抜群で穏やかな海を望み、屋外でのバーベキューやさまざまなアクティビティを楽しめる。事前準備や後片付け不要の「手ぶらキャンプ」サービスも提供している。

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