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蛍の里として知られる豊田町の魅力とは?山口県下関市豊田町の道の駅「蛍街道西ノ市」にインタビュー

更新

2022/10/26

公開

2022/10/26

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山口県の下関市と長門市を繋ぐ県道34号線沿いに位置する道の駅「蛍街道西ノ市」。2004年の開業以来、日帰り温泉のある憩いの場として多くの利用者が訪れます。蛍の里として知られる自然豊かな豊田町では、さまざまなアクティビティや観光スポット、地元食材を使ったグルメが充実しています。

今回は、道の駅 蛍街道西ノ市 営業企画部 松田佑斗さんに豊田町の魅力をお伺いしました。

目次

    1.蛍の里として全国から観光客が訪れる、道の駅 蛍街道西ノ市

    ― よろしくお願いします。早速ですが、道の駅「蛍街道西ノ市」について教えていただけますか。

    当駅は、山口県下関市豊田町の県道34号線沿いに2004年に開業しました。下関というと海のイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、当駅は山の方にあり、周りは田んぼや畑、山川に囲まれているような田園風景を感じられるエリアです。

    豊田町は自然が多いので、四季それぞれ楽しんでいただけるものが多くありますが、特に水が綺麗なので蛍の里として知られています。毎年、蛍鑑賞のために多くの方が訪れます。初夏になると町の水辺のいたるところで蛍が飛び交っていますね。

    ― 町中で蛍が見られるのですね。

    そうですね。豊田町の中でも、場所によって少しずつ見ごろが変わりますが、5月から6月にかけて、山の方の小さな川でも当駅の前を流れる大きな川、木屋川でもたくさん蛍を鑑賞できます。

    この木屋川を、船で下りながら蛍を鑑賞する「ホタル舟」という体験が大変人気です。

    コロナ禍のため、しばらく開催できなかったのですが、今年は3年ぶりに実施できました。ありがたいことに全国から多数のお申し込みをいただき、募集開始からすぐに予約が埋まってしまうほどの盛況でした。

    2.地元で取れたジビエ料理も楽しめる!日帰り温泉併設!

    ― 自然豊かなすてきな町ですね。蛍街道西ノ市の施設内についても紹介いただけますか。

    当駅には、お土産や野菜や、店内で焼き上げる手作りパンを販売している物販コーナー、周辺の観光スポットをご案内する情報コーナー、地元食材を使ったオリジナル料理が楽しめるレストラン「万作」、西ノ市温泉「蛍の湯」の4つのエリアがあります。

    特に、利用者の方から好評をいただいているのが、レストラン「万作」です。毎月、新メニューが登場するので何度も通っていただいている方でも楽しめるレストランです。

    地元食材ということで、鹿肉や猪肉を使ったジビエ料理、季節の野菜を使った天ぷらなどをご用意しています。

    ジビエはお土産にも人気で、物販コーナーでも、ジビエを使ったソーセージや燻製などの加工品を販売しています。年に1回、ジビエ祭りというイベントも開催しており、地元の高校生が考案したジビエカレーの販売や、100円ほどで購入したお肉をバーベキューで味わっていただけるようなイベントです。毎年、2〜3月頃に開催しています。猪肉と鹿肉の食べ比べや、猪汁やジビエを使った焼き肉丼が人気です。

    豊田町では、近くで取れたジビエを中心に扱っており、加工場も町内にあります。素早く下処理をすることで、臭みのない食べやすいジビエになるため、苦手だったけど食べてみると美味しかったという方も多くいらっしゃいますね。

    ― ほかにも、蛍街道西ノ市の見どころはありますか?

    そうですね。当駅の駅舎は昔の農村をイメージした平屋の木造で、風情のある建物も見どころの1つです。また、「ポッポ広場」という催事のためのスペースがありますが、そこには蒸気機関車を常設展示しています。

    今から60年以上前、豊田町を実際に走っていた蒸気機関車です。当時から「長門ポッポ」と呼ばれ多くの方に親しまれていたこの蒸気機関車は、機関車としての役目を終えたのちに全国で展示され、昨年2021年にこの豊田町に帰ってきました。

    昔、乗ったことがあるという方が見にきて懐かしんでくださいます。

    あとは、日帰り温泉も一番の目玉と言いますか、温泉目的で訪れる方もとても多いですね。西ノ市温泉「蛍の湯」のとろみのある泉質は、肌にやさしく「美人の湯」と言われています。

    毎月26日は「風呂の日」としてさまざまな変わり湯もご用意しており、大浴場、露天風呂、サウナ風呂を備える本格的な温泉ですので、ゆっくりと寛いでいただけます。

    3.豊かな自然が生み出す神秘的な光景「蒼霧鯉池」

    ― ドライブで立ち寄るのにおすすめの周辺スポットはありますか?

    豊田町の山奥に「一の俣桜公園」というところがあります。この公園内の「蒼霧鯉池」と呼ばれる池は、光の射し方によって水面が蒼く見え、映り込む水没林と池の中を泳ぐ色鮮やかな鯉が神秘的な光景を作り出しています。

    SNSで話題になったことから、多くの方が訪れるようになった観光スポットですね。

    自然が豊かな町なので、人の手が入っていないような景色がたくさん残っています。

    また、当駅から10分ほどのところに、神上寺というお寺がありますが、ここでは秋の紅葉が楽しめます。本当に山の中で、自然に囲まれたお寺なのですが、趣があるというか鑑賞のために整備されすぎていない雰囲気がとても魅力的です。

    4.山口県の観光拠点として各地に好アクセスの豊田町

    ― ドライブを楽しむ読者の方へのメッセージをお願いします。

    豊田町は山口県西部でみると、下関市街、長門市、美祢市のちょうど真ん中に位置する町なので、それぞれの観光スポットを訪れやすい立地です。車を少し走らせたら、山口県の有名な観光スポットに移動しやすいので、途中の立ち寄りスポット、休憩所としてもご利用いただけたらと思いますね。

    当駅は日帰り温泉もありますので、これからの寒くなる季節にもってこいの道の駅です。豊田湖畔公園ではキャンプもできますし、冬はわかさぎ釣りも体験できますので、冷えた体を温めに立ち寄ってもらえたらと思います。

    ― 本日は、貴重なお話をありがとうございました。

    道の駅 蛍街道西ノ市
    山口県下関市豊田町にある県道34号線の道の駅。自然豊かな町、蛍の里として知られ、毎年多くの人が観光に訪れる。梨狩りやわかさぎ釣りなど、1年を通してさまざまな体験ができる豊田町の魅力を案内したり、地元食材を使ったグルメを提供したり、憩いの場としても親しまれている。

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