クルマ
車を初めて購入した際に、車庫証明というものが必要だと知った方も多いと思います。
車庫証明を取得するにあたってはどういった条件を満たす必要があるのか、費用はかかるのかなど、気になるところでしょう。
また、実際に車庫証明を取得するにあたっては、必要な書類や申請書の書き方などを把握しておいたほうが、手続きをスムーズに進めやすいです。
車庫証明はディーラーなどに取得代行を依頼することもできますが、個人で取得することで手数料などのコストを削減できます。
そこで本記事では、車庫証明とはどのような書類か、取得条件や申請に必要な書類などについて説明します。
目次
車庫証明は正式名称を「自動車保管場所証明書」と呼び、所有する車の保管場所があることを証明する書類です。車の所有者は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」により、自動車の保管場所を確保し道路を占有しないことや、道路交通の安全を保つことが義務づけられています。
車を購入して使用するにあたっては、法令で定められたとおりに車庫証明を取得しましょう。
車庫証明が必要になるのは、次のいずれかに当てはまる場合です。
車庫証明を取る際の手順は、以下のとおりです。
1.車庫証明の申請書類を入手する
2.車庫証明の申請書類を作成する
3.警察署で申請を行う
4.警察署で車庫証明を受け取る
まずは、車庫証明の申請書類を入手する必要があります。車庫の所在地を管轄している警察署や警察署のホームページからダウンロードすることも可能です。申請書類を入手できたら、次に申請書類に必要事項を記入します。車庫証明の申請に必要な書類や車庫証明の書き方については、後半で図解します。
申請書類の作成が終わり、必要書類が整ったら車庫の所在地を管轄している警察署に書類を持参して申請しましょう。車庫証明の発行には約3~7日かかるため、後日あらためて警察署で受け取れば手続きは完了です。なお、申請する際と受け取る際にそれぞれ手数料が必要ですが、詳しくは後述します。
車庫証明を取るためには、保管場所が以下の要件を満たしている必要があります。
車庫証明の申請に必要な書類は複数あり、車庫が自己所有か他人所有かによって、以下のように異なります。
書類 | 車庫が自己所有 | 車庫が他人所有 |
---|---|---|
自動車保管場所証明申請書 (軽自動車の場合は自動車保管場所届出書) |
○ | ○ |
保管場所標章交付申請書 | ○ | ○ |
保管場所の所在図・配置図 | ○ | ○ |
管場所使用権原疎明書面(自認書) | ○ | × |
保管場所使用承諾証明書 | × | ○ |
自動車の所有者の住所を確認できるもの(運転免許証など) | ○ | ○ |
自動車保管場所証明申請書を書く際の手順は、以下のとおりです。
車庫証明を取得するためには、申請を行う際に「自動車保管場所証明書交付手数料」、交付を受ける際に「保管場所標章交付手数料」が必要になります。
各手数料の金額は都道府県によって異なり、例えば東京都と大阪府では、それぞれ以下の金額です。
自動車保管場所証明書交付手数料 | 保管場所標章交付手数料 | |
---|---|---|
東京都 | 2,100円 | 500円 |
大阪府 | 2,200円 | 500円 |
車庫証明は、車を購入したり引越して車の保管場所が変わったりした際に取得が必要になります。車庫証明の申請に必要な書類はいくつかあるので、事前にきちんと用意したうえで手続きを進めましょう。
車庫証明の取得に自信のない方や忙しくて時間のない方は、自動車購入時のさまざまな手続がオンラインで一括申請できる申請システム「自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)」を利用するのもおすすめです。
車庫証明の取得が必要になった場合は、決められた期日までに必ず車庫証明を取得しましょう。
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