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運転中に注意すべき車の死角とは?

更新

2020/06/24

公開

2020/06/24

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車の「死角」とは、車の運転席からは目視ではどうしても見えない部分のことです。低いブロック塀の存在に気付かずヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、死角の危険性や死角による事故を防ぐためのポイントについて解説します。

目次

    1.車の死角は重大事故に繋がる可能性がある

    当然ですが、「死角」にいる人や車の存在に気付くことは非常に困難です。人は視界に対象物を認識することができないと危険を察知しづらくなり、事故を起こすリスクが高まります。

    自分は大丈夫と過信せず、死角から人や車が飛び出してくることによって、事故が起こる可能性があることを意識しながら運転することが大切です。

    2.運転中に注意すべき車の死角

    それでは、運転中に注意すべき車の死角には具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

    車の死角としては、主に以下の3つが挙げられます。

    車体周辺の死角

    車体周辺でかつ地面に近い箇所は、死角となります。例えば、小さな子供が車の前方すぐそばでしゃがんでいると、運転席からは子供を見ることができません。車に乗り込む前に、必ず車体周辺を確認するようにしましょう。

    また、車庫入れの際など、後方に進む際にも注意を払うようにしましょう。近年ではバックモニターを搭載している車が多いですが、目視での確認も忘れてはいけません。

    前後だけでなく左右のウィンドウよりも下の部分で、サイドミラーに映らない部分も死角となります。さらに、左右で死角の範囲に差があるので、注意しましょう。運転席側よりも、助手席側のほうが死角の範囲はさらに広くなります。

    ピラー(柱)による死角

    「ピラー」とは、自動車の窓枠から伸びている柱のことで、このピラーが天井を支えています。ピラーは細いのであまり多くの死角を作らないと思うかもしれませんが、実はピラーによっては斜めの四方向にかなりの死角が生まれているのです。ピラーの陰に歩行者や自転車の存在を認知することができず、事故に繋がる可能性もあります。そのため、頭を前後左右に動かして確認するなどの対策が必要です。

    右左折時の死角

    運転中、右左折など方向転換や車線変更を行うタイミングで注意すべき死角もあります。

    左折時には、自分の車よりもさらに左側の死角にいる自転車や原付バイク、歩行者を巻き込んでしまう可能性があるため、サイドミラーでの確認だけでなく目視での巻き込み確認も必ず行いましょう。また、左折時にピラーの陰を歩いていた横断歩行者や自転車が見えず、横断歩道で事故を起こしてしまう可能性もあります。頭を前後左右に動かすなどして、ピラーの死角にも注意を払いましょう。

    右折時には、ピラーや対向車によって死角が生まれるので注意しましょう。「右直事故」では、右折車の死角から現れた対向の自転車や原付、バイク等と衝突してしまうケースが非常に多いです。右折した先の横断歩道でも、ピラーの陰から歩行者が現れることがあるため、注意深く確認しましょう。

    3.車体の種類によって死角が変わる

    車体の種類によっても死角の範囲は変わります。代表的な車体の5つの種類について死角の違いを解説します。

    コンパクトカー

    コンパクトカーは車体が小さめで運転しやすいイメージですが、セダンタイプなどと比べると車高が高いため、車体周辺でかつ地面に近い箇所の死角が広くなり、注意が必要です。

    セダン

    セダンは車高が低めなので、車体のすぐそばの低い位置の死角は比較的少ないですが、他の種類と同様に注意が必要です。フロントガラスの両端のピラーによる死角などに注意しましょう。

    ステーションワゴン

    セダンと同様に車高が低めなので、車体のすぐそばの低い位置の死角は比較的少ないと言えるでしょう。ですが、車体後方にピラーが複数あるぶん斜め後方の死角が多くなるため、左折および車線変更や駐車の際は特に注意が必要です。

    ミニバン

    ミニバンは車高が比較的高いため、車体のすぐそばの死角が大きくなることが特徴です。車を移動させる際や駐車を行う際は、車体周辺の死角を十分に確認しましょう。

    SUV

    ミニバンと同様に車高が高い上に、ボンネットも長めに設計されています。そのため、前方の死角は他の種類と比べて広いのが特徴です。車体のすぐそばにもかなり大きな死角ができるため、より一層の注意を払いましょう。

    4.車の死角による事故を防ぐためのポイント

    発進前に車の周囲を確認する

    車に乗り込む前に、車の周りに子供などがいないかを必ず確認するようにしましょう。

    また、信号待ちが終わり発進する際にも、車両の前方死角に歩行者などがいないか十分に注意を払いましょう。

    右左折時に巻き込みがないかどうか確認する

    右左折時には、すぐそばに他の車両がいないか、必ずミラーだけでなく目視でも確認しましょう。

    車線変更時に後方車両がいないかどうか確認する

    車線変更時も、ミラーの死角となる範囲に他の車両が走っている場合があります。必ず目視でも確認しましょう。

    5.監修者(株式会社 日本交通事故鑑識研究所)コメント

    車の死角について、その危険性や注意すべきポイントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

    安全運転を行うためには、「こころの死角」(普段通い慣れたルートで「大丈夫だろう」の意識が先行して、安全確認しているようで、見ているようで見ていない、認知にまで至らず相手(特に二輪車、自転車等)を見過ごしてしまうケース)があることを意識する必要があります。常日頃から死角を意識しながら安全運転を心がけましょう。

    監修:株式会社 日本交通事故鑑識研究所

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