自動車保険

事故対応のスペシャリストが答える「冬の事故&トラブル」トップ5

更新

2018/02/27

公開

2018/02/27

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今年は全国各地で大雪に見舞われる冬になりましたね。1月は東京をはじめとする関東全域で、また2月には北陸や九州で記録的な大雪が続き、多くの車が立ち往生する事態が起きたこともまだまだ記憶に新しいことでしょう。冬にまつわるトラブルや事故にはまだまだ気が抜けません。

「冬はどんな事故が多いのか」「どう対処すればいいのか」。そんなお客さまの疑問を解決するため、今回は当社の事故対応部署で約7年半にわたりお客さまの専任担当者として様々な事故ケースを対応してきた矢下に「冬にまつわる事故やトラブル」のトップ5を聞いてみました。

目次

    冬の事故原因トップは路面凍結によるスリップ

    冬の時期、お客さまからのご連絡で一番多いのが路面凍結(アイスバーン)による事故です。スタッドレスタイヤやチェーンを使用していても、凍結した路面ではブレーキをかけてから車が停まるまでに普段の約3倍の距離が必要になると言われています。「いつもと同じタイミングでブレーキを踏んだら停まりきれずに追突してしまった」という事故がとても多いです。

    視認不良による事故

    吹雪で視界がさえぎられたり、信号機や標識に雪が積もってハッキリと見えなかったりして、事故につながってしまうケースも多いです。

    信号や標識が見えづらい際は、しっかりと一時停止し、左右確認するなど、十分に安全確認を行った上で交差点に進入してください。

    轍(わだち)による制御不能

    雪かきがされていない道を車が通ると轍(わだち)ができます。轍を横切ろうとしたり、少しでも轍を外れてしまったりすると、途端に車が制御不能になってハンドル操作が全く効かなくなることがあります。多いケースとして、対向車線からきた車とすれ違いざまに轍で横滑りして接触してしまうケースです。

    積雪地方で多い冬の事故原因

    積雪地方にお住まいのお客さまからは、道路の両脇にできた雪の壁によって道幅が狭くなった箇所での事故報告を多くうかがいます。2車線の雪道を走行していたら、突然目の前に雪で車1台分しか通れない箇所が現れてヒヤリとした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。通い慣れた道も雪が降るとまったく違う物に姿を変えますので、積雪時の運転には細心の注意を払う事が大切です。

    都心部で多い冬のトラブル原因

    都心部のお客さまからは「自宅のカーポートが雪の重みで倒壊して、車が潰れてしまった」というトラブルをお聞きします。雪国ではあらかじめ雪の重みに耐えられるように設計されていますが、都心部ではそうでないカーポートが多いため、導入前にリクシルなど、カーポートを製造しているメーカーサイトをチェックしての検討や、担当者との打ち合わせをしておくことはもちろん、積雪時には、早めに雪下ろしをするなど注意が必要です。

    参考)LIXIL | 商品ラインアップ | カースペース | カーポート・ガレージ

    事故やトラブルに遭ってしまった時は...

    冬の事故やトラブルに遭ってしまった時は、まずは落ちついて身の安全を確保することに努め、それから警察や保険会社に連絡してください。

    当社ではお客さま一人ひとりの状況にあわせて事故の解決に向けて最良の選択を行えるように、担当者一同、お客さまにご安心頂ける対応を心がけております。万が一事故に遭われた際は、何でもご相談ください。

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