保険
台風、ゲリラ豪雨、大雪…自然災害に対応できる自動車保険の補償はある?
そもそも車両保険とは?
車両保険は、ご契約しているお車が事故により損害を被ったり、盗難に遭った場合に保険金をお支払いする保険です。
おとなの自動車保険では、車両保険をセットするかしないか、また車両保険の補償を細分化しているため、ご自身のニーズに合わせて補償内容を選ぶことができます。
では、それぞれの補償内容をご紹介します。
1.「お車同士の事故」
交差点などで、他の車(バイクや原付も含む)と衝突した場合などの補償です。
- ・相手自動車の登録番号や、所有者・運転者、その住所などが確認できることが必要です。当て逃げをされた場合は、相手の詳細が確認できないため、ここでいう「お車同士の事故」には該当しません。「単独事故・当て逃げ」をセットした場合に補償されます。
- ・お車を2台所有していて、そのお車同士が事故を起こされた場合のように、所有者が同じお車同士の事故は、補償されません。
2.「火災・落書き・台風」
- ・火災・爆発
- ・落書き・いたずら
- ・台風・竜巻、洪水・高潮などの水災
- ・物の落下・飛来(雹(ひょう)や雪も含む)
- ・走行中の飛び石によるフロントガラスなどの損傷
上記の自然災害などにより、車が被害に遭った場合の損害を補償します。
- ・水災による損害も補償されますが、後述する「自宅・車庫での水災」を外した場合、ご自宅の車庫など通常の保管場所での水災が補償の対象外となります。
- ・車体に傷をつけられたなどの落書き・いたずら被害も補償されますが、タイヤだけをパンクさせられた場合などは補償されません。(ただし、盗難を除く)
3.「自宅・車庫での水災」
自宅・車庫に駐車中に、洪水などでお車が水没した場合の補償です。立体駐車場など、洪水、高潮、台風、集中豪雨などの自然災害による浸水被害の心配がない場合は、この補償を外すこともできます。
- ・「自宅・車庫での水災」の補償を外した場合、お車を通常保管する場所や、それと同等と判断される場所での洪水や高潮、台風・集中豪雨などの自然災害による浸水・水没などの損害が補償されません。ただし、旅行先やショッピングセンターの駐車場など、通常の保管場所以外に駐車している場合は補償されます。
4.「盗難」
契約しているお車が盗難に遭った場合の補償です。お車の部品の盗難も補償されます。また、盗まれたお車で事故を起こされるなど、盗難されている間に被った車体の損害も補償されます。
- ・カーナビなどの付属品は、車室内だけで使用することを目的として、ご契約のお車に固定されている場合のみ、盗難補償の対象になります。
- ・タイヤは、車に装着されている状態で盗まれた場合に、車両保険で補償されます。しかし車から取外している時に盗まれた場合には、補償されません。
5「単独事故・当て逃げ」
相手がいない事故、または相手が不明の場合の車両損害に対する補償です。車庫入れ時に壁にこすった場合や、ガードレールに衝突した場合などのいわゆる単独事故(自損事故)、また当て逃げされた場合などの損害を補償します。
- ・タイヤがパンクしたなど、タイヤだけの損害の場合は、補償の対象になりません。
こんなとき、補償される? Q&A
それでは、自然災害によって起こる具体的な事例が、車両保険で補償されるかどうかをお答えしていきます。
- Q.台風で看板が飛んできて、車にキズがついた場合は?
- A.「火災・落書き・台風」がセットされている場合は、補償されます。
- Q.台風による洪水で、駐車中の車が水没してしまった場合は?
- A.駐車していた場所によって違います。契約中の車を通常保管している場所(ご自宅の車庫や月極駐車場など)に駐車中のときは、「自宅・車庫での水災」をセットしている場合に補償されます。通常の保管場所以外に駐車中のときに被害に遭った場合は、「火災・落書き・台風」をセットしていれば補償されます。
- Q.竜巻による損害は?
- A.「火災・落書き・台風」がセットされている場合は、補償されます。
- Q.津波や地震による損害や、地震が原因の火災による損害は補償される?
- A.お支払いの対象外となります。津波や地震が原因の損害は補償されません。
- Q.降雪後に固まった雪が屋根から落ちてきて破損した場合は?
- A.「火災・落書き・台風」がセットされている場合は、補償されます。
- Q.雪の重みでカーポートが壊れて、とめていた車のフロントガラスが割れた場合は?
- A.「火災・落書き・台風」がセットされている場合は、補償されます。
- Q.火山の噴火によって飛んできた石で車のフロントガラスが破損した場合は?
- A.お支払いの対象外となります。噴火が原因の損害は補償されません。
- Q.雹(ひょう)によってキズついた場合は?
- A.「火災・落書き・台風」がセットされている場合は、補償されます。
まとめ
ひとくちに「自然災害」と言っても、補償の対象になるものと、ならないものがあります。
また、補償の対象である台風の損害などであっても、車両保険の補償の選び方によって、対象外になってしまう場合もあります。
近年増加している、台風やゲリラ豪雨による洪水で被った損害を補償するためには、「火災・落書き・台風」そして「自宅・車庫での水災」を選んでいるかがポイントです。
車両保険はきめ細やかに補償が選べます。補償内容と保険料とのバランスを考慮しながら、あなたにピッタリの補償を選んでください。
▼「おとなの自動車保険」の詳しい補償内容についてはこちら
https://www.ins-saison.co.jp/otona/compensate/