自動車保険

事故対応のスペシャリストがアドバイス!「冬の事故・トラブルに遭わないためのポイント」

更新

2018/02/27

公開

2018/02/27

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受験生の合格発表の話題を耳にし始めるこの時期、暦の上では春がそこまで近づいてきています。しかし、東京ではまだ雪がぱらついたりとまだまだ冬は日本を去るつもりがないようです。そんな季節だからこそ読者のみなさんは安全運転に努めてくださいね。充実したドライビング・ライフを送っていると確信しています。

さて、今日は前回に続いて、事故対応スタッフとして豊富な経験を持つ矢下に「冬の事故やトラブルを避けるためのポイント」を聞きます。

目次

    車間距離を保ち、いつもよりゆっくり走る

    冬に最も多いのが「停まりきれずにぶつかってしまった」という事故です。ブレーキが効き始めてから車が停止するまでに進む距離を「制動距離」と呼びますが、冬は降雪や路面凍結によって制動距離が長くなりがち。時速50kmでの走行では、乾燥路面より約50mも余計に進んでしまうというデータがありますので、車間距離は十分にとってください。特に大事なのは速度。普段よりゆっくり目の運転を心がけることが事故を防ぐポイントです。

    冬こそ視界良好、安全運転に努めて

    視認不良による事故を防ぐため、冬はフロントガラスだけでなくすべての窓ガラスの雪を落としてから運転してください。

    ついついやってしまいがちなのが、朝の通勤時などでフロントガラスについた霜にウォッシャー液やお湯をかけてしまうこと。かけた瞬間は溶けた気がしますが、再び凍結する可能性があって実は大変危険です。面倒でも事前に暖機運転するか、解氷スプレーや専用のヘラで霜を取り除きましょう。

    駐車場では落雪にも注意

    冬は車を駐車する場所にも気をつけてください。積雪後のタイミングでは建物の屋根や木の上から雪が落ちてきただけでも、車はヘコんでしまうものです。駐車する際は、周囲をチェックし、あまり建物の近くに止めないことも重要なポイントです。

    冬に車に積んでおきたい、いざという時の安心グッズ

    事故の多い冬はレッカー出動も混雑しがち。平常時よりレッカー会社が事故現場に到着するのが遅くなることも予測されます。

    外は大雪だからといってエンジンを掛けたまま車内にいると、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。いつでも暖(だん)を取れるように、携帯カイロなどを常備しておくといいですよ。また車がスタックした場合は、雪かき用のスコップがあれば自力で脱出できる可能性もありますので、冬はスコップをトランクに積んでおくと安心です。同時にマフラー周辺の雪かきを意識しておくことも排気ガスの車内への逆流を防ぐ意味で大切です。時として生死を分ける行為になる可能性もあるので、この機会にぜひ知っておいてくださいね。

    冬は損害額が多くなりがち。万が一のために特約を付けておくと安心

    冬は事故の件数だけでなく、損害額も大きくなりがち。

    例えば他の車に追突してこちらに100%の過失がある事故を起こしたとします。その際、相手側への賠償額は、お相手のお車の時価額までを支払うことにより賠償責任を果たしたと法律上定められています。つまり、相手の車の修理費が50万円だったとしても、その車の年式や走行距離により、時価額が30万円だった場合、保険から支払われる金額は30万円になります。それでは相手側はなかなか納得してくれずに、しばしばトラブルになりがちです。

    そんな時、役に立つ特約は、「対物全損時修理差額費用特約」です。これは相手の車の時価額を修理費が上回ってしまった際、修理をする場合に限り、責任割合に応じて追加で50万円を限度にまで相手側にお支払いできる特約です。冬の事故は自分で制御できずにぶつかってしまう事が多いので、この特約が付いていると安心です。

    以上、事故対応のスペシャリストだった矢下による「冬の事故・トラブルを避けるためのアドバイス」はいかがだったでしょうか?当社ではお客さま一人ひとりの事故状況にあわせて、お客さまにご安心頂ける対応を、担当者一同、心がけております。万が一事故に遭われた際は、何でもお気軽にご相談ください。

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