自動車保険

電気自動車(EV)の自動車保険ってガソリン車の自動車保険と違うんですか?

更新

2024/04/01

公開

2024/04/01

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目次

    1. 電気自動車(EV)の自動車保険とは?

    マイカーを所有したり、リースしたりすると必ず加入するのが自動車保険ですが、EVの自動車保険ってガソリン車の保険と何か違いがあるのかな?と考えたことはありますか?

    「EVが欲しいと思ったことはあるけど、自動車保険までは気にしてなかったなぁ...」というあなたに、「EVの自動車保険のポイント!」をご紹介します。

    まずは、自動車保険の種類ですが、EVもガソリン車と同じく、自賠責保険と任意保険の2種類があります。

    2. 電気自動車(EV)の自賠責保険はガソリン車と同じ!

    自動車損害賠償保障法に基づき原則としてすべての自動車の保有者に加入が義務付けられているのが、「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険=強制保険)」です。EVを所有した際にもガソリン車と同様に加入が必要となります。

    自賠責保険の補償はガソリン車と変わりません。事故の被害者の被ったケガ・後遺障害・死亡による人的損害が補償されます。死亡時には最高で3,000万円、後遺障害は最高で4,000万円、ケガを負った場合には最高で120万円が補償されます。

    また、自賠責保険の保険期間・保険料もガソリン車と同様です。

    保険期間は、「対象となるEVの車検有効期間をカバーする最短の期間で加入」となり、ガソリン車と同様の保険期間設定となります。

    車検期間(自動車) 自賠責保険の保険期間
    1年 1ヵ月~13ヵ月
    2年 1ヵ月~25ヵ月
    3年 1ヵ月~37ヵ月

    EV-insurance-01.png保険料は、車検証上の用途・車種別に保険料を区分しますが、車検証の用途・車種はEVだけ特別な設定はないため、保険料もガソリン車と同じになります。

    3. 電気自動車(EV)の任意保険(自動車保険)も仕組みはガソリン車と同じ!

    自賠責保険では補いきれない対人賠償・対物賠償などお客さまご自身のお車の損害などに備える上乗せの保険が任意保険になりますが、保険料率の区分や適用方法はガソリン車と同じです!

    国内の任意保険(自動車保険)は「型式別料率クラス」という制度を多くの保険会社が採用しており、EVもガソリン車同様に、事故実績に応じて、「対人賠償」「対物賠償」「傷害(人身傷害・搭乗者傷害)」「車両保険」の4項目それぞれについて、型式ごとに自家用普通乗用車・自家用小型乗用車は「1~17」の17区分(自家用軽四輪乗用車は「1~3」の3区分)が毎年設定され、保険料算出の基礎を形成しています。

    自動車に起因せず契約ごとにより異なる「等級」「年齢条件」「運転者の範囲」「使用用途」などもガソリン車同様に取り扱います。

    4. 電気自動車(EV)の任意保険(自動車保険)の保険料は高いという噂はホント?

    上述の通り、型式別料率クラスという制度も適用方法もガソリン車と一緒なので、日本国内の保険制度では、EVの保険料が一概に高くなるようなことはありません。

    ただし、型式別料率クラスは、事故の実績に応じて毎年見直されますが、現状では、比較的高額な車種が多いため、大衆ガソリン車よりも料率クラスが高くなる傾向はあるようです。販売台数もこれから増えてくるEVでは、事故発生影響により料率クラスの変動幅が大きくなる可能性があります。

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    5. 電気自動車(EV)特有の割引は?

    EVに適用されるお得な割引はないのでしょうか?保険会社により、適用の条件や割引率は異なりますが、EVに適用される割引は存在します。

    EV固有というよりは「エコカー割引」(低公害車に適用)と総称で呼ばれるものが、その割引に該当しますが、最近ではEVに限定した割引を展開する保険会社も徐々に登場してきています。

    割引率/額 割引対象の車のタイプ 割引対象となる車の初度登録
    保険会社A 1,500円 EV・PHEV 16年1月以降に発売されたA社が定めたEV・PHEV
    保険会社B 3% HV・EV・天然ガス自動車 保険開始月が、契約車両の初度登録後13ヵ月以内
    保険会社C 1,000円 EV 保険開始月が、契約車両の初度登録後37ヵ月以内
    当社 1,200円 EV・PHEV・HV 保険開始月が、契約車両の初度登録後13ヵ月以内

    6. その他の電気自動車(EV)特有の特約やサービスなどは?

    各方面の企業が実施しているEVオーナー向け調査の結果でも、オーナーの心配事としてEV特有の事故(バッテリー関連など)があがっていないため、現状、個人向けのEV特化の補償・特約は、国内ではほとんど販売されていません。

    一方、EVの台数増と相まって、「航続距離」や「充電スポットの数」に関する不安が、EVオーナーの心配事の多数を占めることから、「電欠サポート/ロードサービスの充実」や「充電設備補償特約の新設」などサービスや周辺補償の開発が、少しずつ進んできています。

    セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」では、ロードアシスタンス特約をセットしている場合、電欠時に最寄りの充電施設までレッカー車等で搬送します。保険期間中の利用回数に制限はなく、何回でも利用可能です(搬送のみが補償の対象です。充電費用やお客さまご自身の交通費は含まれません)。

    EV電欠時のレッカー搬送回数無制限化<2023年10月2日>このように、ガソリン車と保険料の算出条件や制度で差異はありませんが、台数増に併せて特化した割引やサービスの開発もはじまってきたEVの自動車保険!これからも注目していきましょう!

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    • 最大13,600円割引とは、ネット割+早割50日を適用した額です。ネット割は新規は13,000円、継続は10,000円となります。
      分割払の場合、ネット割は新規は年間12,960円、継続は年間9,960円となります。そのため、最大割引額(ネット割+早割50日適用)は、新規は年間13,560円、継続は年間10,560円となります。
    • 山間部や島しょ部、高速道路などかけつけサービスを提供できない場所や、一部サービス内容が限定的となる場合があります。また、交通事情、気象条件等によりサービスの提供ができない場合があります。
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