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ゴールド免許とは?取得するための条件やメリットについて

長期に渡って無事故・無違反を維持したドライバーの運転免許証はゴールド免許となり、優良運転者としていろいろな優遇措置を受けることができます。

では、優良なドライバーの証であるゴールド免許はどうしたら取得できるのでしょうか? その条件や、ゴールド免許保有者が受けられるメリットを解説します。

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ゴールド免許とは?

ゴールド免許は安全運転を心がける優良運転者の証です。運転免許証の有効期限の背景色が金色になることからこう呼ばれます。

免許証を過去の違反歴に応じて区分する優良運転者制度は1994年5月10日から導入されました。その目的は、警察事務を業務効率化するとともにゴールド免許保有者を優良運転者として区分・優遇することで手本とし、他の運転者の安全運転意識を高めることにあります。

ゴールド免許を取得している優良なドライバーには、更新手続きの簡素化や保険料の割引などをはじめとする様々な優遇措置が与えられます。


ゴールド免許を取得している人の割合


警察庁の資料では、2019年におけるゴールド免許保有率は約59%であり、運転免許保有者の半数以上がゴールド免許を保有していることになります。ただし、優良運転者制度の仕組みでは、免許を保有してさえいれば運転をせずともゴールド免許を取得できるようになっているため、ゴールド免許を保有している人物が実際に優良なドライバーであるかどうかは判断ができません。

また別の資料では、運転頻度とゴールド免許保有率を調査した結果、車を毎日運転している人は50%ほどであり、そのうちゴールド免許を取得しているのは約70%というデータもあります。

ゴールド免許の取得条件には、運転頻度が高いほど達成が難関になる側面があります。毎日運転しながらゴールド免許を保有するドライバーは、しっかりと交通法規を遵守し安全運転を重んじる、まさに「優れたドライバー」であると言えるでしょう。


ゴールド免許を取得するための条件

では、ゴールド免許を取得するための具体的な条件を見ていきましょう。



免許取得から5年以上経過している

ゴールド免許の取得可否は過去5年間の運転状況から判定されるため、免許取得から最低5年が経過していなければゴールド免許は取得できません。

具体的には、免許更新年の誕生日から41日前を起算日として、それ以前の過去5年間が判定対象期間となります。そのためゴールド免許が取得できるのは、免許取得から5年以上が経過した2度目の免許更新時以降となります。


5年間無事故・無違反

優良運転者を証明するための条件は、ゴールド免許の判定期間内の5年間において無事故・無違反であることです。点数がつく道路交通法違反があった場合は「違反」に該当し、他人を死傷させる人身事故を起こした場合は「事故」に該当します。

なお、免許不携帯や泥はね運転などの点数が加算されない交通違反や、物損事故はゴールド免許の取得判定に影響しません。ただし、当て逃げや飲酒運転中の物損事故、建築物への損害を与えた場合は「違反」に該当するためゴールド免許は取得できません。


ゴールド免許を取得するには最短何年かかる?


初回の免許更新時期は免許取得年から3年後の誕生日、2回目の更新はその3年後となります。その間に無事故・無違反であれば2回目の免許更新時にゴールド免許が取得できます。つまり、最短でのゴールド免許取得には5年数ヶ月〜6年かかり、最低でも2回の免許更新を行う必要があることになります。

ただし、免許取得から5年間無事故・無違反の条件を満たしたうえで普通自動二輪免許など新たな免許を取得すれば、その時点でゴールド免許になります。


ゴールド免許のメリット



ゴールド免許取得者には、優良なドライバーの証として様々な優遇措置が設けられています。ここでは2つ紹介します。


保険加入時に割引が受けられる

ゴールド免許保有者は事故を起こす確率が低いドライバーとみなされるため、多くの保険会社では自動車任意保険の保険料の割引プランを用意しています。

割り引かれる保険料は保険会社や保険内容によって異なります。保険開始日時点でゴールド免許を保有していれば、次回の契約更新時まで割り引かれた保険料が継続されます。


免許更新時の費用と手間が減る

ゴールド免許の優良運転者と、3点以下の軽微な違反が1回におさまるブルー免許の一般運転者は、免許証の有効期限が5年になるとともに免許更新時の講習が短く済むため、更新時の手間や費用を減らすことができます。

ブルー免許更新時の時間と費用は、一般運転者が更新講習1時間・講習費用800円、違反運転者が2時間・1,350円です。それに対し、ゴールド免許の優良運転者は30分の講習と500円の費用で済ませられます。

また、平日のみの受付ですが、お住まいの都道府県内の警察署であればどこでも免許更新を行うことができます。さらに、本来お住まいの都道府県以外では行えない運転免許証の更新が、経由申請というかたちで全国どこでも行えるメリットもあります。


ゴールド免許で交通違反をするとどうなる?


ゴールド免許保有者が反則点の付く違反や人身事故、当て逃げなどを起こした場合、ゴールド免許は剥奪されブルー免許になります。ただし、すぐにブルー免許に変わるのではなく、次回の運転免許更新時まではゴールド免許は継続されます。自動車任意保険の割引も次回更新時まで維持されます。

ゴールド免許保有者が3点以下の違反を1回のみ起こした場合は、次回の運転免許更新時に一般運転者となりますが、免許証の有効期限は5年が維持されます。それ以上の違反等があった場合は、次回は違反運転者となり免許証有効期限が3年になります。

また、運転免許証の更新忘れによって失効した場合は、違反や事故を起こしていなくても再取得時にブルー免許の一般運転者になりますので、更新時期を逃さないように注意しましょう。


監修者(株式会社 日本交通事故鑑識研究所)コメント


ゴールド免許は5年間に渡って無事故・無違反を維持できたドライバーだけが取得できる優良運転者の証です。ここでも紹介しているように、免許更新時や任意保険などにおいて優遇されるなどのメリットがありますし、何より車を運転する者として「ゴールド免許保有者」である誇りを感じることができるはずです。

しかし、ゴールド免許を持つということは、この先においても違反を犯すことなく、さらに高い安全運転への意識をもって車と接することが求められているということでもあります。今後もゴールド免許を維持できるよう、保有者として恥ずかしくないマナーを身につけ、他のドライバーの模範となるような運転を心がけてください。

監修:株式会社 日本交通事故鑑識研究所

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