ドライブ

非日常に触れて、癒されて。「道の駅ゆふいん」の魅力をインタビュー

更新

2022/12/21

公開

2022/12/21

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ドライブの楽しさの一つは、日常を離れていつもと違う風景に出会えることではないでしょうか。旅が終わるころには、目的地での思い出だけでなく、その道中で立ち寄った場所での体験が思い出されるという方も多いでしょう。

大分県由布市にある「道の駅ゆふいん」は、そんな旅の出会いを求めるドライブ好きの方におすすめの場所。自然豊かな環境で、地元の食材を使ったさまざまな料理や加工品、観光情報を提供しています。

今回は「道の駅ゆふいん」の物産館ご担当者、高田 祥平さんに、この施設と地域の魅力を伺いました。

目次

    1.由布院観光の玄関口「道の駅ゆふいん」

    ― よろしくお願いします。まずは「道の駅ゆふいん」と地域の特徴を教えてください。

    「道の駅ゆふいん」は、他県から車で来られるお客さまにとっては湯布院観光の玄関口、湯布院インターを降りて1分の場所にあります。2019年、大分県で初めての重点「道の駅」に選定されました。

    目の前には地元の方から「ゆふさん」と呼ばれ親しまれている由布岳があり、年間を通じて県内外から多くの登山愛好家が訪れます。

    施設内には地元で採れた新鮮な野菜や甘くておいしいお米、地元生産者さんの作った加工品を取りそろえた物産館があり、ここは見て回るだけでも楽しく、心がおどる場所です。

    お食事処「岳庵」では、国産黒毛和牛を使用した和牛丼、大分県産ハーブ鶏を使用したとり天丼など、この土地ならではの料理が楽しめます。

    地元の由布院高校とコラボして作った「由布コロ」というコロッケも販売し始めました。ソフトクリームやとり天などと並んで、テイクアウトコーナーでお買い求めいただけます。

    また、情報ステーションでは道の駅周辺の道路や観光スポットをご紹介する専属案内人が常駐しています。

    最近は防災倉庫や災害時用簡易トイレを整備するなど、防災面にも力を入れているところです。

    2.鮎やオリジナルいちごなど、地元食材の名産品が豊富

    ― 物産館で購入できるおすすめの商品を教えてください。

    たくさんありますが、まずは「鮎の甘露煮」「子持ち鮎の甘露煮」をご紹介します。湯布院の清流で育った鮎を使った絶品の甘露煮で、秘伝のレシピで製造されています。

    「ゆふいちごの恋ビネガー」もおすすめです。大分県産のオリジナルいちご「ベリーツ」をじっくり漬けた薫り高いフルーツビネガーで、炭酸で割ったり、ヨーグルトに合わせたりと、工夫次第でいろいろな使い方ができます。

    「栗のぽっこん」という季節限定の爆売れ商品もあります。「ぽっこん菓子機械」という機械を使って作った栗のお菓子で、素朴な味わいは湯布院の秋にぴったりです。

    その他、土日祝日のみの販売ですぐに売り切れてしまう「小松家のおはぎ」、さまざまな山野草を焼きこんでいて見た目も楽しめる「摘み草せんべい」、幻の果実ともいわれ、濃厚な舌触りが特徴のポポーを使った「ポポージャム」など、由布院ならではのお土産物も豊富にありますよ。

    ― 地元の食材を使った商品がたくさんあるのですね。どのような方が生産されているのでしょうか。

    野菜は主に地元の農家さんから仕入れていまして、加工品もやはり地元や近隣の生産者さんが手がけているものが多いですね。

    農家さんや生産者さんとは、野菜の育ち具合について話をしたり、台風のときには被害がないか声をかけあったりと、家族のようにお付き合いさせていただいています。長い方では10年ほどのお付き合いになりますね。

    お客さまは観光客の方だけでなく、地元の旬な野菜や、「ベリーツ」のような県内産の新鮮な果物などを求めて来られる方も多いです。

    3.周辺には食べ歩きスポットや美しい湖も

    ― ドライブで立ち寄る、周辺のおすすめスポットはありますか?

    道の駅ゆふいんの目の前には、地元の方から「ゆふさん」と呼ばれ親しまれている「由布岳」があります。標高1,584mで、「豊後風土記」や「万葉集」にも登場する美しい山です。

    鮮やかな紅紫色の花を咲かせるミヤマキリシマや紅葉、寒い時期の霧氷など見どころが多く、年間を通じて県内外から多くの登山愛好家が訪れます。山頂からは湯布院の町や別府湾など周りの景色が一望できますよ。

    由布岳のふもとにある「湯の坪街道」にも立ち寄られてはいかがでしょうか。大分県の特産品を扱う土産物店やご当地グルメを味わえる飲食店が軒を連ねる人気の観光スポットで、食べ歩きもおすすめです。周辺に有料駐車場もあります。

    「金鱗湖」の景色も、四季折々で異なる趣を楽しめます。明治時代に、儒学者の毛利空桑(もうりくうそう)が夕日に輝く湖の魚の鱗を見て「金鱗湖」と名付けたそうです。散策路も整備されているので、湖の景色を楽しみながらのんびりと散策できますよ。

    そして湯布院といえば、やはり温泉が魅力的です。宿泊施設だけでなく日帰りで利用できる立ち寄り湯も多数あるので、ぜひドライブの疲れを癒していただけたらと思います。

    ― ドライブ先を探している方へのメッセージをお願いします。

    湯布院はのどかな良い場所です。豊かな自然は四季折々で表情を変え、ずっと見ていても飽きることはありません。ぜひ普段と違った非日常に触れて、美味しいものや温泉で癒され、リフレッシュしてください。「道の駅ゆふいん」でお待ちしています。

    ― 本日はご紹介ありがとうございました。

    道の駅ゆふいん
    大分県由布市にある国道210号の道の駅。湯布院のシンボル的存在である由布岳を目の前に望み、年間を通じて多くの登山愛好家や観光客、地元住民を出迎えている。

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