季節の特集
秋といえばススキやコスモスなどの植物、赤や黄色に色づく紅葉が美しい季節です。カーウィンドウを開け放って、色鮮やかな景色を楽しむ「秋のドライブ」に行きませんか? 今回は、東海地方でおすすめの、秋のドライブスポットをご紹介します。
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高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁から、大小さまざまな滝が流れ出る「白糸ノ滝」。富士山の雪解け水が絶壁の中腹から湧き出し、まるで絹糸を垂らしたかのように繊細に流れ落ちていくのが特徴です。赤や黄色に紅葉する木々、真っ青な滝壺との調和も見事で、2013年には世界遺産にも登録されています。絶景ポイントは「右岸展望台 」。滝・紅葉・富士山のコラボレーションが一望できます。
山梨を代表する「御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう) 」は、日本一の渓谷美と謳われる、甲府市北部にある紅葉スポットです。玄関口の長潭橋(ながとろばし)のモミジも見事ですが、主峰「覚円峰(かくえんぼう) 」の白い岩肌と、そこにくっきりと浮かび上がる赤や黄色に色づく木々とのコラボレーションは大迫力。渓谷沿いには遊歩道も整備されているので、上流にかかる落差30メートルの「仙娥滝(せんがたき)」を目指して約4kmの散策を楽しんでみたり、仙娥滝駅からパノラマ台を結ぶロープウエイでの空中散歩をするのもおすすめです。
「せせらぎ街道」は、高山から郡上八幡へと約72kmにわたる自然の息吹溢れるドライブルートです。途中には自然公園やいくつもの滝があり、道の駅「パスカル清見」は土産物も充実。なかでも、紅葉狩りスポットとして人気なのが、西ウレ峠付近の「こもれび広場」。小川の流れる音に耳をすませながら、彩り豊かな木々の間を散策することで日常の疲れが癒されます。
「香嵐渓の紅葉(もみじ)」は、1634年に香積寺の三栄和尚が、巴川沿いの山道から境内にかけて、カエデやスギなどを1本ずつ植えていったと言い伝えられています。現在では、ボランティアなどの植樹によって、11種類、約4,000本の紅葉が見事に咲き乱れる一大紅葉スポットとなっています。11月1日~30日に行われる「香嵐渓もみじまつり」では、香嵐渓のシンボルともいえる「待月橋」と紅葉による春蘭豪華な景色、ライトアップされたカエデが川面に映り込む幻想的な光景を堪能できます。
ツツジ科の赤、クスノキ科の黄色、そして針葉樹の緑のコントラストが美しい御在所岳の紅葉は、山頂から麓の温泉街にかけて、約1ヵ月をかけて順に色づいていきます。15分かけて移動していくロープウエイでは、空中散歩を楽しみながら、木々のグラデーションを大パノラマで鑑賞できます。高い位置から見下ろす紅葉は、地上から見上げるのとはまた違った壮大なスケールが魅力です。
毎年10月中旬から11月上旬にかけて、およそ200万本以上のコスモスが鑑賞できる「南知多コスモス街道」。南知多町豊丘の県道280号沿い約500メートルに渡って、赤・ピンク・白の“センセーション”という一重咲きの大輪が地面を埋め尽くします。南知多町内には、県内随一の湯量を誇る「南知多温泉郷」もあるので、立ち寄ってドライブ疲れを癒して帰るのもおすすめです。
いかがでしたか? 秋は紅葉以外にも果物狩りや芸術鑑賞などもおすすめです。休日にはぜひ、秋のドライブをお楽しみください。