自動車保険
20代の自動車保険は、月額保険料が他の年代と比べて割高であることが多いです。なぜ30代や40代と比べて保険料が割高なのか、また保険料を下げるコツはあるのかについて解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
20代の自動車保険の保険料相場は、30代や40代と比べて割高です。例えばセゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」では、ブルー免許の方の月額保険料は年齢によって以下のように変わります。
(ご紹介する保険料は一例です。補償内容、年齢などの契約条件により、実際にご契約いただく際の保険料とは異なりますので、あらかじめご了承ください。)
車種 | 車両保険 | 25歳 | 29歳 | 35歳 |
---|---|---|---|---|
トヨタ プリウス 型式:ZVW55 |
あり | 4,860円/月 | 3,470円/月 | 3,080円/月 |
なし | 1,850円/月 | 1,340円/月 | 1,160円/月 | |
ニッサン セレナ 型式:GFC27 |
あり | 4,210円/月 | 3,020円/月 | 2,690円/月 |
なし | 1,720円/月 | 1,250円/月 | 1,090円/月 |
保険始期日:2023/07/01、初度登録年月:2018年1月、使用目的:日常・レジャー、前年走行距離:3,000km超~5,000km以下、主な使用地:東京都、主に使用される方(記名被保険者)の生年月日:25歳(1998年1月1日)29歳(1994年1月1日)35歳(1988年1月1日)、運転者の範囲:本人限定、免許証の色:ブルー、等級:20等級、事故件数:0件、事故有係数適用期間:0年、運転者の範囲:本人限定、対人賠償:無制限、対物賠償:無制限、人身傷害(車内・車外ともに補償):5,000万円、車両保険:一般、車両保険金額:プリウス(215万円)セレナ(210万円)、車両免責金額:0-10万円、ロードアシスタンス特約:なし、対物全損時修理差額費用特約:なし、ファミリーバイク特約:なし、弁護士特約:なし、個人賠償特約:なし、早割30:適用
例えば25歳の方がトヨタのプリウスで車両保険に加入している場合、月額保険料は約5,000円です。
しかし、35歳であれば月額保険料は月々約3,000円に下がります。また、紹介した車種以外でも20代の保険料は同条件の30代、40代の保険料よりも割高で、その中でも20代前半の保険料はさらに割高な設定になっています。
20代の自動車保険の月額保険料は、どの保険会社でも割高に設定されています。その理由としては、次の2点が挙げられるでしょう。
自動車保険の保険料は、年齢だけでなく「等級」によっても変わります。等級は1等級~20等級までの20段階あり、等級が高くなればなるほど保険料は低くなります。
初めて自動車保険に加入するときは、通常、6等級となります。等級が下がる事故がなければ1年で1等級上がる仕組みのため、20代では20等級まで届かず、保険料は30代や40代と比べると割高になってしまいます。
例えば、18歳で自動車保険に加入したとしても、32歳までは20等級に到達しません。途中で等級が下がる事故を起こしてしまった場合は、さらに20等級に到達するまでの時間がかかることになるでしょう。
免許を取得したばかりの若年者は、事故率が高い傾向にあります。実際に警察庁の調査によりますと、免許保有者10万人あたりの交通事故件数は、50代以下の年齢層では10代がもっとも高く、次いで20代前半、その次に20代後半が高いと報告されています。
年齢 | 免許保有者10万人あたりの交通事故件数(令和3年12月末) |
---|---|
16~19歳 | 1043.6 |
20~24歳 | 605.7 |
25~29歳 | 424.9 |
30~34歳 | 329.1 |
35~39歳 | 299.4 |
40~44歳 | 292.8 |
45~49歳 | 299.5 |
50~54歳 | 299.0 |
55~59歳 | 304.4 |
出典:政府統計の総合窓口「令和3年中の交通事故の発生状況」
保険会社でも記名被保険者の年代が若いと、保険料が割高に設定されていることが一般的です。
なお、セゾン自動車火災保険では年齢区分がなく、1歳ごとに異なる保険料が適用されますので、20代で自動車保険を更新する場合も、等級が同じかもしくは上がっていれば、保険料が下がることがあります。
等級の低さと事故率の高さにより、20代の自動車保険の月額保険料は割高になることが多いです。しかし、保険料を抑える方法がないわけではありません。20代でも割安な保険料が適用される方法を5つ紹介します。
自動車保険の補償内容を見直すことで、保険料を抑えられることもあります。例えば、ロードアシスタンス特約は、すでにJAFやクレジットカード付帯のロードアシスタンスにご加入中であれば不要です。ほかの契約などと補償が重なっていないか一度見直してみましょう。
自動車保険は、車両に対して設定します。対象の車両を誰が運転しても保険が適用されるように設定すると、保険料が高額になりがちです。保険料を抑えたいときは、運転者を限定することも検討してみましょう。
「おとなの自動車保険」では、次の4つのパターンで運転者を限定することができます。運転者の範囲を限定すると、保険料が割安になることがあります。
① 運転者を記名被保険者本人のみに限定
② 運転者を記名被保険者本人と配偶者、別居の未婚のお子さまに限定
③ 運転者を同居のお子さまを除いた全員に限定
④ 運転者を限定しない(同居のお子さまの年齢条件を設定)
インターネットで契約できる保険は、保険会社などの店舗を経由しないため、比較的割安な傾向にあります。例えば「おとなの自動車保険」では、インターネットでご加入いただくと、新規なら13,000円※割り引きます。
そのほかにも、契約日よりも早めに申込むことで適用される「早割」、契約の車がAEB(衝突被害軽減ブレーキ)を装備しているときに適用される「自動ブレーキ割引」などもあります。
また、「電気・ハイブリッド車割引」「ゴールド免許割引」「2台目割引」などもあるので、これらが適用されることでさらに保険料を割安にすることができるでしょう。
家族の等級を引き継ぐことで、自動車保険の契約を6等級以外から始めることが可能です。次のいずれかに該当する場合は、家族の等級を引き継げます。
● 記名被保険者の配偶者
● 記名被保険者の同居親族
● 記名被保険者の配偶者の同居親族
例えば同居する子どもが新しく車を購入したときは、親が自動車保険に加入している車と子どもが新しく購入した車の「車両入替手続き」をおこなうことで親の等級を引き継げます。なお、このケースであれば、親は別に新たな自動車保険に加入する必要があります。
家族の等級が6等級よりも高い場合は、等級の引き継ぎについて検討してみてはいかがでしょうか。
「おとなの自動車保険」では、新規でも乗り換えでも各種割引が適用されます。
例えばインターネット経由で加入するときに、新規で最大13,000円のネット割※が適用されます。翌年以降の継続のご契約でも、ネット割は毎年10,000円※。うれしさが続きます。
(割引額が毎年10,000円※ずつ加算されるわけではありません。)
毎年割安な保険料が適用されるので、割高になりがちな20代の方も加入しやすいでしょう。
万一の事故の際は、高度な専門知識を備えたプロフェッショナルが事故対応完了まで丁寧にサポートします。事故・トラブルの受付後は、事故対応の専任担当者と電話やLINEなどでやり取りできますので便利です。
20代は運転歴が浅いことから、事故などが起こったときにスムーズな対応を取ることが難しいこともあります。「おとなの自動車保険」では、事故の状況に応じた専門家が契約者に代わって対応、あるいは契約者をサポートするので安心です。
保険料を高いと感じた場合は、一度、自動車保険の補償内容を見直してみましょう。
もしかしたら自分には不要な特約などがついていたり、運転者の範囲が限定されていなかったりすることで、余分な保険料を支払っているのかもしれません。自動車保険の保険料は、毎月支払うにせよ、年に一度まとめて支払うにせよ、20代の家計には大きな影響を与えます。
とはいえ必要なときに補償を受けられないのは困るので、補償内容についてもチェックしておく必要があります。「おとなの自動車保険」では対人賠償保険・対物賠償保険ともに無制限の補償なので、賠償額が高額になったときでも安心です。
※分割払の場合は、新規は年間12,960円、継続は年間9,960円の割引となります。
■「おとなの自動車保険」についてはこちら
https://www.ins-saison.co.jp/otona/