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長野県飯山市の道の駅「花の駅 千曲川」の魅力についてインタビュー!

更新

2022/09/21

公開

2022/09/21

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旅行やお出かけの際、一般道での長距離運転も少なくないでしょう。一般道でのドライブを安全に楽しむためにはこまめな休憩が必要です。一般道にも安心して立ち寄れる休憩所として全国に整備された道の駅ですが、その土地ならではの特産品やグルメを楽しめるスポットとしても注目されています。

今回は、長野県飯山市にある道の駅「花の駅 千曲川」の支配人、片山 和哉さんにその魅力をお伺いしました。

目次

    1.長閑な里山の風景と四季の花が楽しめる、花の駅 千曲川

    ― よろしくお願いします。まずは、道の駅「花の駅 千曲川」について教えてください。

    当施設は、長野県飯山市に2002年に開業し、その3年後の2005年には「道の駅」に登録されました。今年で開業から20年となりますが、多くの観光客や地元の方にご利用いただいております。

    施設のコンセプトにもなっていますが、千曲川の周りには花を楽しんでいただけるスポットがたくさんあります。国道117号線はフラワーロードとも呼ばれていて、春は菜の花や桜が楽しめるので、多くのドライバーの方に立ち寄っていただいています。

    施設の周りには花壇やプランターでたくさんの花を配置したり、店内にはドライフラワーを飾ったりして、花を楽しんでいただけるような演出も当施設の特徴です。

    また、2012年には建物をリノベーションし「cafe里わ」がオープン。そのほか、地域の農産物を購入いただける農産物直売所やお土産店を営業しております。

    2.野沢菜やグリーンアスパラガスなど新鮮な野菜が人気

    ― 「花の駅 千曲川」の人気商品や特産品を教えてください。

    そうですね。季節の野菜はとても人気です。農産物直売所には、地元飯山で作られた新鮮な野菜や旬の野菜がたくさん並ぶので、それを目当てにいらっしゃる方も多いです。

    秋には野沢菜漬け用の野沢菜をたくさん販売していますが、これもスーパーではなかなか手に入らない珍しい野菜です。1mほどの野沢菜が山のように並びますが、生産者さんが持ってきた側から、皆さん抱えこんでたくさんお買い求めいただいていますね。

    春にはグリーンアスパラガスが人気です。新鮮なものはとても甘くて美味しいので。飯山での生産量が多いこともありますが、直売所ならではの鮮度と手頃な価格が大変好評をいただいています。

    あとは、春先に並ぶスノーキャロット、雪下にんじんですね。これもとても甘くてフルーツのような味わいです。「cafe里わ」では、このにんじんを使ったスノーキャロットソフトクリームやにんじんジュースも販売しています。小さなお子さまのいらっしゃるご家族にも大変人気の商品です。

    3.「cafe里わ」の名物カレーはレトルトも!お土産におすすめ

    ― オリジナルの商品も販売されているのですね。

    そうですね。オリジナル商品はお客さまからの反響も大きいので私たちも注力しています。

    「cafe里わ」で提供しているカレーをレトルト商品にして、お土産として購入いただけるようにしたり、オリジナルで調合したアロマオイルを開発したり。

    特にレトルトカレーは、カレーファンの方に購入いただいて「自宅でも食べられて嬉しい」と感想を寄せていただいたり、カフェで食べてみて気に入った方が「今度は友人や家族へのお土産に」と購入してくださったりと、大変好評です。

    カフェで提供しているカレーもオリジナルでスパイスを調合して作っているので、レトルト用に同じ味で商品化するために何度も試行錯誤しましたね。

    レンジで温める際に、カレーをお皿に移す必要がなく、箱のまま温められるようにしたのもこだわりポイントです。

    4.野沢温泉やかまくらの里、菜の花公園など周辺スポットも充実!

    ― ドライブで立ち寄るのにおすすめの周辺スポットはありますか?

    一番多いのは、野沢温泉に泊まる方、冬はスキー場を目的にいらっしゃる方が多いですね。市内には戸狩温泉や斑尾高原スキー場もあり、冬はゲレンデ、夏はキャンプ場として営業しているところも多いです。

    近くには、菜の花公園があり、春は菜の花、夏はひまわりというようにさまざまな花も楽しめます。

    当施設の目の前の国道117号線は、飯山市の景観条例の指定エリアになっていて、大きな看板や電柱がありません。道沿いにはたくさんお花も植えられていて、すばらしい景観なのでドライブにぴったりだと思います。

    もちろん冬は、豪雪地帯で雪が多いのですが、スキーやスノーボードをしない方にも、楽しんでもらえるような「かまくらの里」というところもあります。

    雪でつくられたかまくらの中で、地元野菜を使った鍋料理を楽しめたり、雪遊びができたりと楽しみ方はいろいろですね。

    5.観光の方には地域の観光情報提供、地元の方には憩いの場として

    ― 地元の方、観光客の方それぞれの反応はいかがでしょうか?

    地元の方は、農産物直売所を日常のお買い物にご利用いただくことが多いですね。当施設の周辺には、気軽にお茶やランチを楽しめるカフェのようなところが少ないので。地域の方の憩いの場、交流の場としてもご活用いただいています。

    遠方から来られる方は、関東からも関西からも多い印象ですね。特に桜が楽しめる春先から、ゴールデンウィークがピークです。時期がよければ、桜と菜の花が同時に楽しめたりしますので、おすすめの季節です。

    最近は、キャンピングカーの方に立ち寄っていただくことも増えました。カフェは7:30からモーニングの営業もしているので、朝早くからお出かけになる際の休憩に利用いただいています。

    ― では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

    当施設は、観光情報コーナーも充実しています。市内周辺の観光マップやおすすめのスポット、パンフレットなんかも配備しているので、ドライブがてら立ち寄っていただいて、そこから目的地を決めてもらうといった楽しみ方もできると思います。

    冬は周辺スキー場の積雪情報や天気、春は周辺のお花の開花情報なんかもご案内していますので、行き先を決めずに立ち寄っていただいて、その季節に合った一番のスポットを見つけて出かけられても良いのかなと。

    また、当施設は令和4年10月にリニューアルオープンを控えています。これまでは農産物直売所とお土産店が別々の建物となっていたところを、ワンフロアでお買い物いただける新たな建物を建設中です。

    カフェも席数を増設し、さらにたくさんの方に立ち寄っていただけるようになります。

    既存の建物は一度解体し、新たな施設をオープンする計画も進んでおり、アウトドアショップやアクティビティのビジターセンターが入る予定です。

    さらに充実した道の駅にリニューアルする予定ですので、ドライバーの皆さんにも立ち寄っていただけたら嬉しいです。

    ― リニューアルが楽しみですね。本日はありがとうございました。

    道の駅 花の駅 千曲川
    長野県飯山市にある国道117号の道の駅。周辺には菜の花畑が広がり、国道沿いにもさまざまな花が植栽されている。桜や菜の花が満開になる、春先からゴールデンウィークにかけて多くの観光客が訪れる。
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