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雪道で安全に運転するコツを徹底解説!

雪道は通常の道路状態よりも危険性が増し、普段よりも慎重に運転する必要があります。しかし、運転に不慣れな方は、「どのような点に注意すれば良いのか分からない」と不安を感じているかもしれません。

そこで本記事では、「車で雪が多く降る地域にでかける予定が入ったけれど、安全に運転する自信がない」という方に向けて、運転のコツや、雪道や積雪の種類・状態別の注意点について解説します。さらに、用意しておくと便利なアイテムについても紹介します。

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雪道での運転は危険


雪道では「ホワイトアウト」や「アイスバーン」が発生し、通常よりも危険性が増します。ホワイトアウトとは、以下のように「強風で舞い上がった雪によって視界が真っ白になった状態」のことです。

また、以下のように「行き交う車の熱や気温の上昇で溶けた雪が再び凍結し、路面が滑りやすくなった状態」はアイスバーンと呼ばれます。


これらが発生している状況では事故が起きるリスクが高まるので、通常よりも注意深く運転しなければなりません。


雪道での交通事故発生件数


公益財団法人交通事故分析センターの「交通事故統計表データ(令和2年度版)」によると、令和2年(2020年1/1~12/31まで)の全国の積雪時の事故件数は1,998件(うち死亡事故は28件)でした。

なお、国土技術政策総合研究所の研究資料によると、状況別の事故発生割合は「路面凍結が50%、積雪が10%」となっており、アイスバーンは特に危険であることが分かります。


雪道を運転している際に起こるアクシデントの例

以下は、冬期に車を運転している場合に起こる可能性があるアクシデントの例です。


  1. ・発進時のスタック(立ち往生)
  2. ・バッテリーが上がる
  3. ・駐車時にサイドブレーキを引いておくと凍結する

雪道では、タイヤが雪にはまって路面とかみ合わなくなり、アクセルを踏んでも、その場で回転するだけで前にも後ろにも進めなくなる「スタック」と呼ばれる状態に陥るケースがあります。

また、冬期はバッテリーの電気を蓄える力が弱まり、エンジンを起動させる最低限の電圧すら確保できなくなるリスクが高まります。原因は、温度が低くなるとバッテリー内部のバッテリー液(希硫酸)の化学反応が起こりにくくなるためです。

加えて、冬期は「日没が早くなり、暗くなった車内でライトを点灯する」「車内を暖めるためにエアコンをつける」といった事情から多くの電力を使う傾向があり、バッテリーに蓄えられた電気が消費されることも、バッテリー上がりが発生しやすくなる原因といえるでしょう。

そのほか、冬期は駐車をする際にサイドブレーキを引いたままにすると凍結して解除できなくなる可能性があります。平坦な場所を選んで、マニュアル車ならギアを「1速」か「バック」に、オートマチック車なら「P」にいれて駐車してください。


雪道で安全に運転するコツ


雪道を走行する際には、あらかじめスタッドレスタイヤを装着しておきましょう。十分な滑り止め効果を得るためには、全車輪に装着することが必要です。一部の車輪のみに装着すると車両の挙動が安定せず、「曲がれない」「止まらない」という危険な状態になりかねません。

ちなみに、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われる場合、スタッドレスタイヤの装着に加えて、タイヤチェーンも付けていなければ通行できない「チェーン規制」が実施されるケースがあります。天気予報や道路交通情報をチェックし、必要であればタイヤチェーンも装着しましょう。

なお、雪道では、運転する際の感覚が普段の道路とは異なります。人が少ない場所で、アクセルやブレーキの具合を事前にチェックしておくと良いでしょう。また、制動距離(ブレーキがきき始めてから、車が完全に停止するまでの距離)が長くなるので、車間距離を広めにとることも心がけてください。

そのほか、雪道では「急発進・急加速・急ハンドル・急ブレーキ」をするとスリップすることがあるので、なるべく避けましょう。特に、坂道では平坦な道よりも滑りやすくなっているので注意深く運転する必要があります。

降雪や積雪の状況は地域や場所によって急変します。より安全な選択を心がけてください。


積雪の種類別の運転のコツ


雪道を運転する際は、積雪(地面に積もった雪)の種類・状態を見極めた上で、普段よりも注意して運転しなければなりません。

新雪(雪が積もったばかり)の道路では、歩道や側溝との境界線が見えにくいため、左寄りで走行するとタイヤが側溝にはまることがあります。そのため、中央寄りで走行する方が良いでしょう。

また、圧雪路(車が通行することで、雪が踏み固められた状態)では、路面が氷のようにツルツルした状態になっています。タイヤが滑ってしまうので、ゆっくりと走行することを心掛けてください。

アイスバーン(積もった雪が解けて再び凍った状態)では、スタッドレスタイヤを付けていても滑りやすく、事故が起こりやすくなります。特に、ブラックアイスバーン(アスファルトが見えた状態のアイスバーン)は「道路が濡れているだけ」に見えるので危険です。スピードを出しすぎないように気を付けましょう。


雪道の種類に応じて運転方法を工夫しよう

冬期は、さまざまなトラブルを避けるために、雪道の種類に応じて運転方法を工夫してください。

例えば、上り坂では滑りやすいので、平坦な場所である程度の勢いをつけてから、アクセルの踏み込みを一定に保って進むべきです。また、途中で止まってしまうと再発進しにくくなるので、上り坂の途中での停車はなるべく避けましょう。

カーブを走行する場合は、カーブ直前までにしっかりと減速し、曲がる際はアクセルの踏み込みを一定に保ちながらハンドルを丁寧に操作してください。カーブから出る際も、アクセルを強く踏み込まずに、ゆっくりと加速させる必要があります。

また、トンネルの出入口は強い風が吹きやすく、路面が冷やされるため、アイスバーンになりやすい環境です。方角によっては山影になり、晴れた日でも路面の氷が溶けづらい場合があります。橋の上も、地熱が届かず冷たい風が吹きつき、アイスバーンになりやすい場所です。これらを通過する際にはしっかりと減速しなければなりません。

交差点は、往来する車のタイヤによって路面が鏡のように磨かれ、非常に滑りやすい「鏡面圧雪(ミラーバーン)」と呼ばれる状態になりやすく危険です。交差点が近付いてきたら早めの減速を心がけ、ブレーキやアクセル、ハンドルの操作を慎重に行いましょう。


雪道の運転で使える便利アイテム

以下は、雪道を運転する際に役立つ道具です。


  1. ・軍手・ゴム手袋:駐車場の雪かき、チェーンの取り付け作業などで活躍
  2. ・スクレーパー(スノーブラシ):車に積もった雪を除去する道具(一方の先端部分がブラシ状、もう片方の先端部分が「氷を削り取る」ことが可能な形状)
  3. ・解氷スプレー:フロントガラスに付着した霜の除去などに有効な化学薬品が含まれたスプレー
  4. ・長靴:車の中に用意しておけば、周囲に雪が積もっていても作業が可能
  5. ・スコップ:スタックして動けなくなった際、車の付近に積もった雪を除去するために使用
  6. ・ジャッキ:タイヤにチェーンを装着する際、車体を持ち上げるために使用
  7. ・ブースターケーブル:バッテリーが上がった場合に、ほかの車両から電気を分けてもらう際に使用

これらの便利なアイテムは、一部のガソリンスタンドやホームセンター、コンビニエンスストアなどで入手できます。なお、山間部を走行する際は、店舗が近くにないケースもあるので、事前に準備しておきましょう。


運転後にすべきこと

雪道に散布されていることが多い「凍結抑制剤(塩化ナトリウムなど)」や「融雪剤(塩化カルシウムなど)」に含まれる塩分は、錆を発生させる原因になります。

雪道での運転をすると、これらの物質が車体に付着するケースがあるため、錆を防止するために定期的に洗車を行いましょう。特に「車両の下回り」やタイヤの周囲を覆っているボディ部分の「フェンダー」は念入りに洗うことをおすすめします。


雪道では普段よりも慎重に運転しよう


雪道では「ホワイトアウト」や「アイスバーン」が発生するため、通常よりも危険性が増し、事故にあいやすい傾向が見受けられます。冬期は、雪道の種類や積雪の状態を見極めた上で、普段よりも注意して運転することを心がけてください。

ただし、どんなに注意深く運転していても、事故のリスクをゼロにすることはできません。毎年一定件数の交通事故が発生しているので、万が一に備えて自動車保険に加入しておきましょう。

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■監修
  • 竹下 昌成
    プロフィール:
    竹下FP事務所代表、㈱メディエス代表取締役、TAC専任講師。立教大学卒業後、池田泉州銀行、日本GE、タマホームなどを経て現職。タマホームFPとして600件超のFP相談実績あり。サラリーマン投資家として不動産賃貸業をスタート。現在は大家業をメインに講師や執筆活動をしています。

    HP:https://fptakeshita.jimdofree.com/
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