これは何時ぞやの朝刊の見出しなのだが・・・
もう、生きて半世紀近くにもなるというのに、好奇心いっぱいの私ときたら、
今だに「何故
どうして
」といつも疑問に満ち溢れる毎日を送っている・・・
例えば家族でテレビを観ている時
取り分け、歴史物・時代劇・自然や動物の生態系・世界遺産などが大好きで、
家族で観るのだが、「ヘ~そうなんだ~
すごいね~
○○なんだって~
ねえ知ってたあ
」と
まあこんな具合だ・・・
すると、我が家の真打は下げを心得ているため、口調を揃えて、こう言う。
「今一緒に観てるから
」
話が脱線したので、元に戻すとしよう・・
舞台は長野県の、とある小学校である。 全校生徒数は93人。
何でも、来年には他の小学校と統合されるため、環境が一変する子供達の力になる授業を・・・
ということで、児童文学作家を招いての取り組みが紹介されていた。
対象は高学年(5,6年生)だ・・・
テーマは、条件付で「自分のげんこつ」を描く、だ。
条件はふたつ。
①立って描く。 ②筆のお尻をつまむように持って描く。
慣れない姿勢での写生で、子供達は戸惑うが、やがて子供特有の集中力で見事に
個性あふれる「一生懸命の線」を描きあげてしまう。
更に作家は「形がなくて、目に見えないものを表す言葉を考え、絵の横に描こう」 と続けた・・・
「うれしさ」 「夢」 「笑い」 「時間」 「努力するちから」、 げんこつと一緒に大人になるから「未来」などなど・・・
しかし、やはり、皆が次々と思いの丈を筆先に込めている中、
自分のこぶしを見つめたまま、書き出せない子もいる・・・
作家は「何もないの
」などとは決して聞かず、
「今、君のこぶしの中に入っていたらいいなって思うものは何
」などととてもじょうずに引き出すのだ。
子供は一同に見守られつつ、小さいがしっかりとした字で「勇気」と書いた。
皆、素晴らしい中身だ。半世紀近くも生き抜くと、こういうちいさなことにも感動して、涙が出てくるものだ
(いや、老化しただけか・・・私なんぞはせいぜいが、「100円玉」の絵でも描いていたに違いない・・・)
オペレーターをしていると、毎日たくさんのお客様から生の「声」が届く。
伺い方ひとつで中身が随分と変わることを実感していた矢先であったから、とても感慨深く、
相手の気持ちを考え、立場に立つということを改めて意識できた記事であった・・・
いるかの母は泳げない
でした・・・
